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カテゴリ:強制給餌( 1 )

猫の強制給仕(アシストごはん)

エキサイトブログにも「検索ワード」機能というものがあって、twitterから来ていただく方以外にも、「強制給仕」「腎不全」「便秘」のワード検索でたどり着かれる方が、何名かいらっしゃるとわかりました。

長期間放置していたブログなので、同じ方にまた来ていただくことがあるかどうかわかりませんが、私が経験した猫の「腎不全」・「強制給仕」について書きます。

  1. 予想していた腎不全
猫と一緒に暮らしていて、高齢になってかかる確率が高いのが「腎不全」あるいは「がん」。
初代看板猫アトムは、享年20歳と6か月で、腎不全の初期と診断されたのは17歳の時です。
腎不全の初期というと、Cre、BUNやリンの数値が、通常の数値より外れて高くなるという血液結果となります。
それでも、腎不全療養食のロイヤルカナンの腎臓サポートや、サイエンスのK/Dを自分で食べていて、確かに若い頃の6kgより体重は減ったものの4kgあたりを維持していました。

2.食欲減退
しかし、17歳半のころ、冬に膀胱炎を発症し、それをきっかけに食欲が減退、というより食欲廃絶になってしまいました。
今思うと、膀胱炎で尿が出なくなり腎不全の症状が進んだのだと思います。
猫の強制給仕(アシストごはん)_d0085254_2219189.jpg
3.輸液
かかりつけ医に行って、輸液を始めます。
この時の血液検査は非常に悪く、皮下輸液を行ってもすぐには数値が下がりません。
今思えば、口から栄養を取っていないので、体の筋肉を燃やしながら体を維持したため、数値が悪いのは当然だったと思います。

ソルラクトを輸液しても食欲が戻ってこないため、セカンドオピニオンのつもりで、別の獣医さんへ相談したところ、輸液が入りすぎてカリウム低下症になりかかっていることがわかり、急遽カリウム入りの輸液をその場でしてもらったところ、ほぼ2週間ぶりにその場で出された猫缶を食べました。

もう、もう、うれしくて涙が出ました。

4.強制給仕(アシストごはん)
猫の強制給仕(アシストごはん)_d0085254_2254342.jpg

輸液を自宅でもしてもよいとの方針の獣医さんだったので、カリウムとビタミン入りの輸液を自宅で継続したところ、自力で療法食をアトムも食べていましたが、半年したころ、また自分からは食べなくなってしまいました。

涙目で、また獣医さんに行き、安楽死を視野に入れた相談をしたところ、獣医さんから「その決断はまだ早いです」ときっぱり言われ、それならばと、強制給仕の道を探りました。

本猫は空腹を訴えてきますが、何を出してもプイと横を向いて食べず、しばらくするとまたねだる、の繰り返しです。

この時期がほんとうにつらくて、インターネットで強制給仕のやり方をひたすら探しました。

結果として、アトムはスペシフィックのFKW(ウェット)なら、いやいやながら食べるということがわかり、当時は一缶150g入りだったので、カロリーを考えて、1缶を朝と夕方、2回にわけて給餌していました。

最初は、強制給餌中に逃げないように、普通に座らせた状態でバスタオルで全身をくるんで、猫の後方に座り、左手で若干顎を持ち上げながら、右手でスペシフィックを押し込んで行くという方法でした。

猫の後ろに回ったのは、前に陣取ると猫が構えて、口を開けないんじゃないかと思ったから。

でも、最終的には、バスタオルも必要なかったし、真向かいに座っても、給餌は可能でした。

強制給餌というよりは、ご飯をアシストしているという感覚に近かったです。

結局このスタイルが、20歳を超えた11月まで続きました。食欲廃絶から数えると2年ちょっと強制給仕をしていたことになります。

本来なら18歳でお別れだったところ、約2年間、最後の濃密な時間を過ごせたことになります。

5.強制給仕をやめたとき

2013年11月の半ばから、強制給仕を嫌がるようになり、頑として口を開かなくなりました。

それより少し前、時々、猫トイレからはずれたところに排尿しているときがありました。

排尿が決められたところでできなくなると、お別れが近いと、なんとなく思っていましたし、そのころにはすでに、左足の使い方がおかしくなっていました。

獣医さんによれば、運動をつかさどる神経付近に腫瘍があるのかもしれないが、調べるため麻酔をかけることもできないし、原因が分かったとしても手術ができる状態ではないとの判断でしたし、私も同感で、このころからお別れへの気持ちの準備はできていたと思います。

2年もよく頑張ってくれたね、という気持ちでした。

それから、強制給仕はやめ、輸液だけを続けた結果、2014年2月14日に旅立っていきました。

結局、アトムには強制給餌と自宅輸液を継続し、2年の時間を持てたわけですが、正直、すべての猫さんにこれが可能ではないと思っています。

おそらく、うちの場合はかなりラッキーだったのではないかと。

というのも、アトムの前に「しんのすけ」という猫を見送っていますが、しんのすけには強制給仕はできませんでした。

アトム同様に、私べったりの性格であったにもかかわらず、強制給仕をすることによって、安心できるはずの私の膝が、不快で恐ろしい場所になってしまったからです。

また、アトムのあと、3年のちに「ヤスダさん」をやはり、腎不全で見送るのですが、ヤスダさんにも強制給餌はできませんでした。

義兄の肩に上り、丸くなって毛皮のマフラー状態(真夏でもw)になるくらい、義兄LOVEであっても、投薬もできませんでしたし、強制給餌もできませんでした。

インターネットに上がっている強制給餌や、自宅輸液の情報は、上手くいった場合のほうが、どうしても多いです。

ハナさんの今のかかりつけの獣医さんの家だって、輸液が嫌いで、できなかった猫さんがいたと聞いています。

とうぜん、その猫さんには強制給餌もできなかったし、最後まで食べたのはイナバのちゃおだったそうです。

ですから、この私のエントリーがきっかけで、強制給餌を試そうと思う方もおられるかも知れませんが、それがもし猫さんのストレスになって、カイヌシさんのお膝が恐怖の場所となってしまうようでしたら、どうか、勇気をもって中止という選択肢も持ってください。

強制給餌が上手くいかないのは、カイヌシのあなたの努力が足りないせいではありません。

強制給餌を受け入れてくれる猫さんと、巡り合ったカイヌシさんがラッキーなんです。

猫が病気になったとき、特にそれが、治らないものであったとき、苦しくないようしてあげようとすると、結果、辛い時間を長引かせることになる。

もうなにもしないことが一番と思う気持ちと、なんとか少しでも苦しくないようにしてあげたいという気持ちが交差しますよね。

今が一番苦しい時とお察しします。

私にもハナさんがいます。必ずいつかはその時が来ると、自分にも言い聞かせながら、猫さんとカイヌシであるあなたが、できる限りおだやかな日々を過ごされることを、同じ経験をした者として、こころよりお祈りしています。

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by nekokaka | 2020-03-01 21:31 | 強制給餌 | Comments(0)


ねこかかのだらだら日記 性別:女 50代で、朝から夕方まで仕事をしている人です。


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